オリキャラ物語6

6年くらい、笑ってないんだね････。頬の感覚が慣れない。
｢アルル･･･お前、笑って････｣
｢･･･笑えた。笑えた･･･。兄さん････!｣
｢････よかったよ、君が笑えて。リシュアも、きっと喜んでるよ。｣
リシュア･････私、あなたがいなくても大丈夫になってきたよ。笑える。今、私は笑えるし、泣ける。
感情、取り戻したよ。
｢･････ありがとうございます、ありがとうございます･･･｣
｢････････先生!｣
｢何だい?｣
｢私、先生の弟子になりたいで････｣
｢････やめとけ。｣
まさかの一刀両断。
｢何でよぉ･････｣
｢････お前、まだ10歳だろ。｣
｢歳なんて関係な････｣
｢関係ある。｣

｢ははっ･････ミイナ家の兄妹は面白いね･･･　仲がいい、素敵な兄妹だ。｣
｢そうだ、お礼がわりとして、ナゾを出します。答えてみてください!｣

ナゾ
私の初恋の人、クラウスさんはよく親御さんと一緒に買い物へ行き、必ず何かを買ってもらっていました。
けれど、クラウスさんはいつも　おもちゃ、クッキー、靴、画用紙　と、買うものが決まっていました。
買う日も決まっていて、
第一週目の日曜はクッキー、
第二週目の日曜は画用紙とおもちゃ、
第三週目の日曜は靴、
第四週目の日曜はおもちゃ。
ここで問題です。
4月の第3週目、4月19日にクラウスさんは画用紙とおもちゃを買ってもらっていました。
5月24日には、何を買ってもらっているでしょう?

｢少し変な場所もあるかもしれませんが大目に見てくださいね。｣
｢･････クラウスってやつは今どこにいる･･････?｣
｢兄さん、殺気がすごいわ。｣
｢･････本当に面白い兄妹だね････｣

ナゾの答えは次回に；